私はコトヨ醤油さんの近くで生まれた。　私とコトヨ醤油の江利子さんとは幼なじみだ。

子供の頃の遊びの範囲はそんなに広くはなかったけど。歩いていけるコトヨ醤油さん。コトヨ醤油さんの近づくと、いつもなんとも言えない香ばしい香りがした。

今でもその香りは忘れられない。

私の家は雑貨屋だった。　雑貨屋は田舎のデパートだ。　なんでも扱っていた。　その中ではコトヨ醤油さんの喜易（きあげ）をお店に置いていた。

２年前に東京の三越で新潟物産展があった時に、私は「コトヨ醤油」さん目当てに行ってきた。　コトヨ醤油さんの江利子さんとは幼なじみ。今は埼玉に住んでいる私には嬉しい再会。

たくさん喜易（きあげ）を買った。　７本だっただろうか。　私の幼馴染みのお醤油さんに行くんだと言ったら、私も、私も欲しい、私も欲しい、おばちゃん達が言ってくれたのだ。

昨年は、東京に来られなかったので残念だった。　

コトヨ醤油さんの喜易（きあげ）は、やはり味と奥の深さ、うまみそして適度な甘み。なんとも言えないのだ。

今朝、電話があった。　林さんの知っている醤油をまた頼んでくれないかと。　前に買ってくれた主婦７人のリピーターだ。　私は嬉しかった。

やはり、江利子さんの醤油の美味しさをわかってくれたかと。　以前は私のつきあいで買ってくれた人達、今回は、その人達からの要望だ。それも一年おいての要望！

これこそ本物のリピーター。　江利子さんの造るお醤油が美味しかった証拠だ。　すぐに江利子さんに電話をして頼んだ。もちろん私の分も入れて。

ああ、またあの味が楽しめるのか.............。　今年はまた東京でやってくれると言う。　また江利子さんに会いに行こう、そしてできるだけたくさん買って帰ろう。